彼の好きなピンクのチーク。
彼の好きな赤い下着。

彼の好きな私のあそこ。
彼が激しく舐めまわして、
彼にマーキングされたあそこ。


「今日は…中出ししていいだろ?」
「だめ。妊娠したらどうしてくれんのよ」
「ピル飲んで避妊すりゃーいいじゃん」
「ピルとか無理。飲みたくない」
「中絶でもすればいいじゃん」
「あんたなめてんの?」

ヘラヘラ笑いながら、坊主の男はコンドームをつけないまま
ジリジリと近づいてきた。
「ちょっ…やめてよっ…」
私が彼を押し返そうとするけれど、男の力には敵わない。
挿入され、激しく突かれる。
「ぃたっ…ぃ…」
「お前の痛がってる顔が、俺は好き」

「バカッ…あんた彼女いるくせに…」
「俺は欲が強いんだよ、女ひとりじゃ我慢できねぇ。
お前みたいな意思の弱いバカ女がセフレになってくれてよかったわ」

坊主の男は軽くニヤけると「出すよッ…!」と
私の中に彼の生あたたかい液体が流れていく。

「あぁ、気持ち良かった…んでつかれた。」
そういうとタバコに火をつけ、部屋の中が煙たくなっていく。
火災報知器は壊れてて鳴らないみたいだ。
私は換気扇を回し、窓を半分あけた。
外は薄暗くなって、冷たい風が私を震わせる。

坊主の男の精子があそこから太ももにたれ落ちていく。
そして1年前に彼氏が買ってきてくれた絨毯の上に落ちた。
いやなシミ。汚い。汚い。なんて汚いんだろう。
この絨毯は捨ててしまおう。


「さてと…そろそろ彼女んとこ戻るわ。
晩飯、作ってくれてるみたいだし。」

「そう…」

「いい嫁になるだろうな。」

「け、結婚するの!?」