ちょこの奇跡‐短編‐



―放課後―
(飛ばしてすみませんっ!)

「優くん!」

「ん?どした?」

あたしは俯いてしまいながら

「今日さ、バレンタインじゃん。……これ………」

ど、どうしよう
うまく言葉にできない…

「………ありがと」

顔を上げると、そこには笑顔の優くんが。