それでも私はされたい、なんて言える訳もなく意地を張る。


「やめてくれてありがとっ!ホントに嫌だったんだから。」
にくらしい気持ちを隠してニコッと未来に言う。

しかし未来はさっきのことを忘れたかのように
「お食事の用意はもうできていますので」と微笑んで「ご用がなければこれで。」と言ってくる。

「分かったわ」かろうじてそう言い未来が部屋から出たのを確認すると私は叫んだ。

「未来のバカっ!!意地悪っ!!」

“もー・・・人の気も知らないで何よ・・・!”
イライライラ... と乱暴に着替えを始めると
コンコン... と控えめなノックの音。

“誰っ!?こんなときに・・・”「はい!?」


すると------