「お嬢様、起きてください」
「うーん... もぅちょっと・・・」
今日も未来 (みらい)ー私の執事ー が起こしに来た。
「まったくお嬢様は・・・ほら、早く起きないなら・・・しちゃいますよ?」

ーガバッ!       「しちゃうって何よ!?」
慌てて起き上がる私。

「クスっ・・・起きてくださいましたね。」
“クソーっ!今、クスって笑われた、絶対!”
なんてイライラしながら未来をにらみつける。

「なんですか?そんな怖い目をして・・・」
未来が様子を伺いながらまたクスっと笑う。
「っ何よ!!」にらみつけたままふてくされて尋ねる私。

すると-----

突然ベッドに入って来た未来に引き寄せられ、驚いて顔を背ける。


「ちょっと!何!」

未来はクスクスと笑うと
「本当はしちゃうって言われたの期待してたんですね?してあげますから怒らないでください、お嬢様?」
意地悪そうに微笑んで、キスしようと顔を近づけてくる。

「ちょっ・・・やだダメっ!未来////」
そう言いながらぎゅっと目をつぶる。