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チャイムが鳴って、




女子の喋り声でうるさくなった教室から逃れようとタクと一緒にベランダにでた。





ベランダは一組から十組までまっすぐにのびている。





手すりに、もたれかかって

一学期ももうすぐ終わりだな、 と呟くと






タクも



「そうだな」





と返事したが、そっけなかった。




なんかあったのだろうかとタクを見ると






目はこっちをみていなかった。