いちごアメ



「マジ!?」


玲央の声が裏返って、可笑しくなって笑ってしまう。


「本気と書いてマジと読む」


玲央の顔がパァァァァァ!!!と明るくなる。

うん、見た目はクールだけど、中身は子犬だよねww


「んじゃ、いつかの土曜日にしよっか」


最早、人の話を聞いているのか、それすらも不安になる。


「おぅっ!!」


今、舌を噛んだような音がしたが・・・敢えて無視をしとこう。

あれって、地味に痛いよね・・・と密かに思いつつ・・・


「明日来れないからね?」


とりあえず、言っとく。

ここに来られても、待たすわけにはいかないから。


「何かあるのか?」


頭の上に沢山のハテナマークを浮かべる玲央


「うん、ちょっとね?」


「わかった」


納得のいかないような、顔をするが・・・とりあえずわかってくれた。