「いい夢じゃん!!!」
なんか、叶いそうな気がするんだよね。
ほら、演技上手そう!!
「凛は?」
玲央が聞いてきた。
私は待ってました、とでも言うようにニヤリと笑った。
「私はファッション業界で親を抜かすこと」
有名になって、両親を追い抜ける。
そのことを、両親に話したら涙ぐんでたな…と思いつつ玲央を見た。
「じゃあさ、俺の服アレンジしてくれよ」
…………!?
え、は、え?
「は?」
「俺に似合う服教えて」
神様、私はもぅ………
気持ちに嘘はつけません
少しだけ、意気がって良いですか?
「いいよ」
玲央と付き合えるなんて微塵も思ってない。
でも、一緒に居たい…
陵…ごめんね?
こんな最低な彼女で……

