胸元まであるミルクティー色の髪を毛先だけ軽く巻き、ビューラーとマスカラに、軽くアイラインをひいて 洗面所を飛び出し、居間にあるスクールバックを片手に テーブルの上にあるすっかり冷めた食パンをもう片方の手に持ち、 「いってきまぁーす!」 居間から玄関まで猛ダッシュながら慌てて言った。 「はいはい、いってらっしゃい」 あきれた様子の声音の母の言葉を背に、家を飛び出した。