「麻梨亜…さん?」 せつなもきょとん、と首をかしげる。 「あ、せつな、この人は…「あら、新人さん来てたのねっ♪ ご紹介遅れました☆」 俺の話を妨害してどんどん話を進めていく。 「私、この藤城家メイド長、長瀬麻梨亜☆ この道20年のベテランよー♪ ちなみに、30才ですっ♪」 「オイ、さらっとサバを読むな。」 麻梨亜はこの顔で、58才なんだ、と耳うちすると「えっ」と目をまるくして驚いている。