「ドアが開いた。そこに出てきたのはなんと幽霊だった!!」
周りはざわつく。
「マジで!」
「マジマジ」
「えー」
「怖~い」
口々に周りは言う。
「おい。俺が見たのは狼男だったぞー」
1人はその言葉な反論する。
「違うよ。顔なしよ。前髪長かったもの」
口々に一緒に見た4人は、言いたい放題別々の事を言う。
「お前等本当に行ったのかよ」
と周りに言われ、怒鳴るように5人は「行った!」と言いはる。
でもバラバラの事を言うので誰も信じてくれなかった。
まぁ無理もない。誰も逃げるのに必死で、顔をまともに見ることもしなかったのだから。