次の日の朝の学校では、早速『キューピッドちゃんのお家』の話を昨日行った中の1人が、机の上の端にお尻を乗せて座り、身振り手振りを使い喋る。

「昨日な。俺等『キューピッドちゃんのお家』に行ったんだよ。」
周りは、「おぉ…」とざわつく。
「どうだった?」
「ピンポンダッシュして、家の主を見ようと思ったんだ。だが、ピンポンダッシュしても全然出て来ないから居ないと思って、俺等がドアに近付いた時…」
周りはジーっと彼を見る。
「バンッ」
と大きい声で言う。周りはビクッとする。