紅鬼 -Kouki-




「やっぱり来たのね。」


華さんは、よくわからない言葉を言って綺麗に微笑んだ。


「はい。」

彼も、華さんのよくわからない言葉に頷いた。


「さて、本題に入りましょうか。」


「若干、さっきも本題っすけど...。」


え....?

私だけ置いていかれてない?


「柚婭。」


そんなことを考えていると、まさかの自分の名前を華さんに呼ばれて少し吃驚した。



「この人が、紅龍の総長よ。」


『...あのNO1の?』


「そうそう。」


『へぇー。』


「今日、彼が来たのは柚婭を紅龍に誘いに来たの。」


『....は?』