今日会った彼の名前を出すと、華さんは、何故か上品な顔をニヤリと片方の口端を上げた。 『....何ですか。』 「これから面白くなりそうね。」 『...何が?』 「...ふふっ。後から分かるわ。お楽しみよ。」 『....?...まぁいいです。』 「ふふっ。そうね。」 その後、少ししてからパステルカラーにカラフルなガラス窓が付いているドアがコンコンッとノックされた。 華さんが「どうぞ」と、言うとドアが開いた。 ドアが開くと、朝、出会った彼だった。 彼は軽く会釈をして小屋の中に入ってきた。