「でもそれ知ってんのうちのクラスだけだけど、他のクラスの子達にはなるべく知られないようにしないとね。まぁ、うちのクラスの女子はみんな凪柚ちゃんの味方だから安心して!ちゃんと三鷹くんが傍にいないときは、うちらで凪柚ちゃん守るから!」



ウインクしながら言う玉城さんに俺は小さく笑う。



「ありがと。心強いよ」



俺の言葉に微笑み返して、



「じゃあ、仕事に戻るね。三鷹くん!頑張ってね!!」



と、仕事に戻っていった。



「はぁ。やっといなくなったか…」



ため息を吐く潤哉のコップは空っぽになってる。



さっきも思ったけど、二人は仲いいよなぁ。



「潤哉と玉城さんて付き合ってんの?」



俺が言うと潤哉は眉間に皺を寄せた。



「付き合ってたら、お前にだって言ってるって。アイツはただ単に話が合う女友達って感じだよ」



面倒くさそうに言う潤哉。



こんな潤哉を見るのは珍しくて、不思議な感じがする。



「とりあえず、月曜になってからだな」



「ああ。玉城さんもああ言ってくれたし、頑張るか!」



二人で右手をグーにして、コツンと打つけ合った。