古臭いぼさぼさの三つ編みに、マキシ丈ぐらいの長~いスカート。メガネ(祖母の老眼鏡のレンズ割ったやつ)もして…
まさしく、可哀想な女子…
そのコーデは母が提案したことで、最近やっとその意味を理解することができた。
たぶんそうでもしないと、私は誰からも恐れられるから___
教室に戻ると、瑠奈が怒りながらこっちに近づいてきた。
市川 瑠奈。彼女は、私の、親友。いや、相棒ってとこかな。
私達は同じ理由で此処に来たから、何でも話せる関係なんだ‼
といってもさっきの事は心配かけたくないし、言ってないけどね。
「もぉ~明日香ってば、なんで同じバスケ部のマネージャーなのに私に手伝わせてくれないの!!」
ぷく~っと頬を膨らませるのが、とても可愛い。
昔から、そういうとこ変わんないなぁ…
「ごめんごめん。」
「はぁ…許すから帰りアイスおごってね~♡」
「へいへい…」
そして放課後、2人でマクドへ行った。
