「君の名前…、何?」

「わ、私??
私の名前は天ノ美神(テンノ ミカ)。」
と、私は自分の名前を告げた。

「天の美しい神…か」
と、騎士はフと笑った。

「ねぇ、騎士。」
「僕は、亞來魔。亞來魔って呼んで欲しい……」

「あ、亞來魔……?」
なんなんだ?この騎士。
弱そー…。

「僕は…美神、君に僕の全てを捧げる、だから安心して?ねっ!」とニッコリ微笑んだ。

「ない…、じゃなかった。亞來魔…。貴方はなにを企んで私の騎士なんて事言ってるの?」
そう言うと亞來魔の顔は悲しい顔をした。
「美神はそう思っているの?…」
私は亞來魔の顔を見て本当に何か企んでいるのか…?そう想った。

亞來魔……。
これが私の騎士。

「君の騎士になれてよかった」