「任命制の利点は、選挙が省ける事もあるよね」
長沢が八崎に向かって言った。
「ああそうだな、あれは結構面倒な行事だしな」
「前生徒会長が立派な人だと、任命された新会長も信頼されるしね」
「問題はそこだな…おかげで生徒会以外の仕事で、アピールせにゃならんのだ…」
八崎はひたいに指を当てて、うつむいた…
「一番簡単なのは、ルックスのアピールだよね。けどこれで選ぶと、女子には人気があるけど男子にはやっかまれる(逆もしかり)…」
黙っている八崎を無視して、長沢は続けた。
「次に頭の良さ。これは分かりやすくていいよね、だから歴代の会長は、この基準で選ばれた事が多いみたい」
鳴海と里美はもう、うなずくばかりだ…
「だが…時には選ぶ基準が、気まぐれに変わる事もある…」
突然、八崎が口をはさんだ。
「オレの前の会長…菅原会長と言うが、この人は頭が良い上に霊感が強い人でな…ヒマつぶしに除霊なんぞを始めたんだな、これが…!」
長沢が八崎に向かって言った。
「ああそうだな、あれは結構面倒な行事だしな」
「前生徒会長が立派な人だと、任命された新会長も信頼されるしね」
「問題はそこだな…おかげで生徒会以外の仕事で、アピールせにゃならんのだ…」
八崎はひたいに指を当てて、うつむいた…
「一番簡単なのは、ルックスのアピールだよね。けどこれで選ぶと、女子には人気があるけど男子にはやっかまれる(逆もしかり)…」
黙っている八崎を無視して、長沢は続けた。
「次に頭の良さ。これは分かりやすくていいよね、だから歴代の会長は、この基準で選ばれた事が多いみたい」
鳴海と里美はもう、うなずくばかりだ…
「だが…時には選ぶ基準が、気まぐれに変わる事もある…」
突然、八崎が口をはさんだ。
「オレの前の会長…菅原会長と言うが、この人は頭が良い上に霊感が強い人でな…ヒマつぶしに除霊なんぞを始めたんだな、これが…!」



