―江戸時代恋絵巻―

血…

地面に真紅の血が水溜まりのようにどんどんどんどん溜まっていく

その中心にいるのはレイラで…


『私っ…の血?』
こんなに!?
止血しなきゃっ…


重い体を上げて、桜の木の根元へ這って行く

『はぁっ…げほっ…!』
血が唇の端から一筋流れていくのが分かる

『ぅっ…はぁっ』

やっとの思いで辿り着き根元に背中を預ける


ここがどこかも分からないっ…
どうすればいいの?

レイラは俯いて血塗れの自分の手を眺めながら…

『助けて…』

と祈った