トラックへ荷物を積み、
お父さんの運転する車へ乗り込む。



「みずき…本当にいいの?」


お母さんの心配する声がした。



「うん…。陽には、お線香あげてきたし…」




「…そう…。じゃあ、いくわね」





…バイバイ……。




私はもう一度、心の中で、
皆にお別れを言った。