「名前わかんないですけど、確か…こんな感じの3人組でした!」

悠は必死に髪型や服装を体全身で表した。


「ん~?知らねぇな。」

「私のクラスメイトでそんな感じの子は…」

「佐奈先輩…わかりませんか?じゃ、えっと。」

「なんて言ってた?口癖とか!」

悠は僅かに記憶していた話を思い出そうとした。

「(えっと…えっと…)」

「悠ちゃん、無理しなくていいよ!?」

「(えっと…)」

「悠!無理するな。」

「…!そうだ。全然わからないかもしれませんけど…武先輩の事を聞いてたかもしれません!」

「なんで…?」

「佐奈先輩が武先輩の事ゲーマーとか言ってたってしゃべってたから…」

「まさか。『砂稚』達?」