次の日の昼休み。

朝からずっと考え込んで悩み込んで、

なぜ!
なぜ、孝介は私と同じ学校に通っているの?

どう足掻いたって変わりはしないけど、あの話だけはバレたら困る…。


『私は昔、地味で友達もいなくていじめられていた』


「そんな話されたら困るぅ!」

「なにが…困るって?」

そこには同じクラスになり仲良くなった友達の叶内 盟が呆然と見上げていた。

良くみればまわりのクラスメイトも固まってこちらをみている。

「悠。おもいっきり注目の的ですが…恥っ!」

「ちょ!引かないで!考え込んでただけだから!」

「なにを?」

盟はいろんな話を聞いてくれる聞き上手な所がある。
中学時代はよく相談されてたみたいだ。