美静とは、私の家の
料理係の様なもの。

朝昼晩のご飯を
用意する人物だ。

黒髪の短髪に黒縁メガネ。
細身の体に中性的な顔。

と、見かけはいいが
美静のご飯を残すと
とんでもなく豹変する。
それは鬼のように。

だから家の爺達は
先輩にも関わらず、
美静を恐れている。


「はい、嬢はきちんと
栄養採って下せい」

と言って差し出されたのは
美静特製野菜ジュース。