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ピピピピ

無機質な部屋に
響くのは、これまた
無機質な機械音。

腕を伸ばして
其れを止めれば
いともたやすく
鳴り止んでしまう。

画期的だ。

『ふぁー…っ』

欠伸をすれば
無意識に出てしまう声。

なんとも間抜けなものだ。

時計を見れば、まだ
昼の2時を過ぎた頃。

早く起きてしまった。