雨の日の放課後




8時頃の事。紗羅が私にメールを寄越した。
『今から会いたいの。
星王公園で待ってるね』
待っていると言われて、
行かないわけにもいかない。
私は軽い準備をして、
闇の中に足を踏み入れた。
外は、かなり寒かった。
星王公園には近いので、
すぐに紗羅を見つける事が出来た。
「紗羅」
紗羅は泣いていた。
「どうしたの、紗羅?」
紗羅は涙目で私を見つめた。
「振られたぁぁ」
思い切り抱きついて。
振られた……という事は、
さっき告白をしたという事だろうか。
誰に告白したんだろう……。
だけど、今の彼女からは
状況を訊けそうにない。
だから私は、紗羅が落ち着くまで、
背中をさすっていた。