念願の夏休み。
大人いわく、私たちが楽しめる
最後の夏休み。
「ああ〜。早く海に着かないかな!」
海へ向かうバスの中、一番興奮して
はしゃいでいるのは紗羅だ。
子どもみたいで可愛いので、
つい微笑んで見つめてしまう。
「文月、ちょっと静かに。
他にもお客さんいるから気遣って」
けじめがしっかりついているのが
健太郎だ。
如月君は海へ近づく窓を
楽しそうに眺めている。
きっと楽しみなのは、皆同じだ。
紗羅も少し反省して、大人しくしていた。
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