五分くらいすると 雪夜(ゆきや)がきた こいつは、百獣の副総長だ 「このこどうしたの⁉」 「倒れてた」 「人助けなんて珍しいね」 「別に」 「まぁ、どうすんのそのこ⁉」 「連れて帰る」 「まじでいってんの⁉」 「バイクよろしく」 「わかったけど、その子誰⁉」 「しらね」 俺は、この時知らなかった こいつが神山礼央だってことを