「あ、それは……ここ食品を扱うお店なので2週間もこの制服使ってないし
もし何かあったら怖いなと思って全部家で洗って来ようと思って!
私は何があってもここのお店を辞めたりしません。
だって1回店長さんに今アルバイトの子間に合ってるからと一回断られてやっと入れたんですから」
と結菜はにこっと笑ってそう答えた。
この笑顔に嘘はないな。
彼女は明日のシフトにだってきっと来る。
そう信じた俺は結菜の腕を離して、優しく彼女の頭を撫でた。
「……良かった。明日は必ず来いよ。待ってるから」
「はい!」とまた笑顔で答える彼女に俺は結菜が好きだという気持ちに気付いて
何があっても俺のものにしたいと思った。

