そして彼女が久々に事務所に現れた時はバイトの制服をバッグに仕舞い込んでいて どうやらバイトのために来たようではなかった。 「結菜……」 俺はもう限界だった。 結菜はもうここを辞めてしまうのかもしれない。 だから制服を仕舞ってクリーニングに出してここに返しに来るために…… 「あっ!翔太さん、お疲れ様です! 今日までの2週間お休みしてしまい本当にすみませんでした。 私……「だめ……絶対無理」」 俺はそう言って彼女の腕を引っ張り自分の腕の中に閉じ込めた。