入学式からもう

一週間が経とうとしていた

早いなぁこんなに早かっただろうか


学校にもだいぶ慣れてきた


「おはよぉ日菜ぁー♪今日は
席替えだよぉ!」

咲希ちゃんは上機嫌だった

私は


「そぅだねー♪近くになれるといいねっ(笑)」

そう返したものの

隣は……

どうかイケメンでありますように!

そう願っていた。

これから先何が起こるかも知らずに……


3番……

もしかして、イケメンくんじゃない?

そういったのは

咲希ちゃんだった

確かに隣は

立本亮(タテモトリョウ)だ。

既にファンクラブもできているほど

女子の視線を独り占めしていた


そんなイケメンくんが私の隣?

う……そでしょ?

やったぁ!来たっ!
神様、仏様ありがとうございます。



心からそう思った

荷物を移動し席に着くと

立本くんは

「よ……ろしくな。」

と顔を真っ赤にして言った

なんだ……意外とシャイじゃん

かっこいいな

この時から恋に落ちてしまったんだ