「琴音、よく頑張ったじゃん!!」
「えへへ~」
私が作ったもので、誰かがこんなに笑顔になってくれる。
それがこんなに嬉しいことなんて知らなかった。
「明日のために帰ってすぐに作るね!!じゃあ私は帰るよ。早穂ちゃんありがとう」
「うん、頑張れ!!あと、大事なことも忘れたらダメだよ?」
「大事なこと?」
首を傾げて聞く私に、大きく頷く早穂ちゃん。
「琴音の勝也くんを想う気持ちをちゃんとチョコに込めるんだよ?」
私の勝也を想う気持ちを……?
「分かった。じゃあね」
最後に早穂ちゃんが言った言葉が頭の中を駆け巡る。



