「なんでだよ!琴音は今のままでいいのに」 私の顔を見てやわらかく微笑む勝也に、胸が高鳴る。 片想いは苦しい。 でも、私はやっぱり勝也が好きなんだ……。 胸の高鳴りで、改めて実感する。 伝えたい。 私の今まで隠してきたこの想いを。 どんな結果になっても。 伝えなかったらきっと後悔するから。 告白しようと、決心してる間に私たちの家が見えてきた。 早く、早く言わないと。