音を立てながら、出し入れを繰り返す。 あたしは必死に声を出すのを我慢して、固く目を閉じた。 「2本いい?」 「っい!」 「ごめん、ごめん」 返事を待たないで、勝手に突っ走るところは大毅の特徴。 「はっん!ったぃっ」 「気持ちよくなるから」 大毅に何でこんなことをするの?と聞いても、理由は分かってる。 ただ、大毅は寂しいだけなのだ。