「いらっしゃいませ～～!」



俺の名前は『七瀬　十一（ななせ　といち）』


深夜にコンビニ店員をやっている。


繁華街のコンビニと違って、この辺りのコンビニは深夜ともなればお客も少なく、眠いのを我慢すれば結構楽な仕事だ。


平日なんかは一時間位全く誰も来なくて、暇潰しに雑誌なんか読んでる事も珍しくは無い。



ところが……今夜に限っては少し様子が違っていた……





「煙草の72番下さい！」


「肉まんとピザまん！」


「これ、温めて！」



平日の水曜日なのに、なんでこんなに混んでいるのか？


実はつい３０分ほど前に、この近所の住宅でガス爆発の火事があったのだ。


だから深夜だというのに、野次馬がみんな集まって来ているらしい。


この辺で深夜開いている店はここしか無いので、皆こぞってこの店に買い物に来る。


平日深夜は俺一人しかいないのに、これじゃあ完全に容量オーバーだよ……


ああ……早くこの並んでいるレジをさばいて、ゆっくりと…………
















ウンコがしたい……




.