花は桜木、人は君。


仲のよい家族。

これから旅行にでも行くのだろうか。

温かな笑顔に包まれたごくごく普通の家族だ。

反対車線から、居眠り運転のトラックが近づいてくる。

《お願いだから、気付いて…!》

祈るように叫ぶ声は、届くはずもない。

家族の笑顔が、恐怖へと変わる。

その瞬間。

火が…静かに消えた。