体育祭。

楽しみだった。
私は動くことがあんまり好きじゃない。
でも
誰かと一緒に
一生懸命になることが大好きだった。

実際
私のクラスは
あんまり仲が良くなかった。

毎日毎日 喧嘩。
クラスの人は
誰かにまかせっきり。
そのくせに
文句をぶつぶつ言ってる。

そんな私たちを見て
腹が立ったんだろうね。

ある日先生がこういったんだ。

「お前らみたいなさいてーなクラスみたことねぇ。
 なに、私は関係ないですぅ みたいな顔してんだよ。
 あぁん?てめぇーらだって同じクラスメイトだろーがっ!
 ぶつぶつ文句言わないで自分から進んでけよっ!
 勝つわけねぇーじゃねーかっこんなクラス。
 負ければいぃんだ!」

腹たった。
なにあんた言ってんの?って。
だって私たちは
先生が知らないところでちゃんと相談してた。
みんなで話し合ってた。
それなのにここまで言われないといけないの?
私たち最低?
確かに文句はいけないけど、
そこまで言われる筋合いない。

そんな気持ちから私たちは
一致団結した・・・と言いたいところだけど
実際はしたように見えただけ。
あんまり結果はでなかった。