「えっやだ!!やだ!!」

私は、おかしくなった。

普通は、大地のお母さんが、言うはずのセリフを、私は、誰よりも早く言った。


「ねぇ。大地。やだ。死なないでよっ。」


「ねぇ。何か返事してよ!!」


いくら言ったって、大地は、びくとも動かなかった。


「いやぁーーーーー。」

私は、また泣き叫んだ。


ねぇ。あの時、私がいたら、あなたの運命は変わっていたの・・・?

ごめんね。大地。私が、生き残っちゃって。ごめんね。


あの日。大地は、私との待ち合わせ場所で、私の事を待っていた。

そしたら、そこに風船を持った女の子がいて、その子の風船が
空にパーって飛んだの。その子は、その風船を取ろうと、道路に飛び出した。

大地は、その瞬間、女の子をかばって、車にひかれた。

そして、大地は、かえらぬ人になった。

女の子は、大地のおかげで、ケガもなかったんだって…。


大地は、最後の最後まで、良い人だったんだね・・・。

もし、あの時私が早く来ていれば、女の子を見かけることも、
ひかれることもなかったんだね・・・。

ごめんね。ほんとにほんとにごめんなさい。


大地が亡くなってから、葬式や、お通夜が行われた。

大地と仲の良かった友達。大地の担任の先生。

色々な人が、哀しみながら、大地に手を合わせていった。


大地のお母さんは、それから、病気にかかって、今も、体が弱いんだって。


あなたは、今、何を思っていますか??

あなたがいない生活は、これだけ時日が過ぎても、悲しいし、さみしい。

まるで、私の中の、何かが、プチッて、ちぎれた感じ。

あなたは、最後まで、やさしい人でした。

私は、あなたが、今でも大好きです。

だから、恋愛なんてしない。あなたを一生愛し続ける。


ねぇ。大地。教えて・・・。


こんな私っておかしいかな・・・?