あの日。私は、大地とデートに行こうとしていた。

待ち合わせ場所に着いた時、悲劇が起きたんだっ。

待ち合わせ場所の駅の前で、誰かが大声で騒いでいる。

「事故だっ。だれか、救急車!!」

騒いでるな・・・?大丈夫かなって思ってた。



でも、救急車の中に、運ばれる人を見た時、私は、頭の中が真っ白になった。


そう。運ばれて行ったのは、私の最愛の人。

『大地』だった・・・。

私は、何回もみた。でも、頭から血を流して、苦しそうに寝ているのは、

やっぱり・・・。大地だった。

どうして・・・。どうして。大地なの??

私は、もうそこに立っていられないくらいおかしくなった。


そして、

「いやぁぁーやだぁぁーうわぁぁー」

周りの視線を気にせず泣き叫んだ…。




時間がたつと、私は、病室の中にいた。

目をあけると、母がいた。

「お母さん・・・?」


「大丈夫なの?りな・・・。」


「私は、大丈夫だけど、大地は?」


「大地君。今、意識不明で、手術中だわっ・・・。」


「えっ。ヤダ!!ねぇ。今すぐ病院行こう。ねっ。」


「同じ病院に居るわよ。」


私は、先生の許可を得て、大地がいる手術室へと向かった。

手術中と書いてある、赤いランプが、しばらく光っていた。

ランプが消えた・・・。


大地は、目をつむったまま、手術室から、ベットのようなものに乗せられ、
出てきた…。

「大地は?」

大地のお母さんが、先生に聞いた。


先生は、首を振った・・・。そして言った。


「大地君は、先ほど亡くなりました・・・。」と。