「んだよっ、うるせぇなぁ……」



ゆっくりと目を開けると、



そばには、ニヤニヤした顔で俺を見ている太知がいた。



「涼河、さっきから呼ばれてるぜ」



「ん?? 誰にだよっ??」



「ほらっ、見ろよ」



太知の指差した先には、



「涼河~~♪」



甘ったるい声で俺を呼ぶ女がいた。