恋愛恐怖症

「結衣!!起きなさい。遅刻するわよっ」

お母さんの声で、私は目覚めた。

最近、私は変な夢を見る。

場所は学校。誰もいない真っ暗な教室。
いきなり、1人の男性が現れて、私にこう言う。

「僕が、君の人生を変えてみせる。」

そこで、夢は終わる。
その夢を、2,3回見る・・・。

一体、あの男性は誰なんだろ?
そう思いながら、顔を洗う。

身じたくをすべて終わらせて、

「行ってきます。」

「はぁい。行ってらっしゃい」

    バタンッ

私は、いつもの暗い気持ちで、玄関のドアを閉めた。

「結衣~!!」

後ろから聞こえる声は、いつもの聞きなれた親友の声。

「あずさ。おはよう」

「結衣。大丈夫?泣きたかったら泣いていいんだよ。」

あずさには、本当のことを言った。
学校でいじめられてること、かずって言う男子がいること…

「つらいけど、頑張れるから。」

「いつでも、相談してね。」

あずさは、いつも相談にのってくれる。

私は、あずさがいないと、きっと今、生きていけてないと思う。

親友ってこんなに大切なものなんだって改めて思う・・・。


また、浮かない気持ちで、クラスに入った。

            ガラッ

相変わらず、嫌な感じの女子たちの視線。。。
でも・・・何かいつもと違う。

と思っていたら、女子たちが何やらこそこそしながら話している。

「優奈、万引きして、警察行ったらしいよ・・・。」

「えっまじ?!やばいじゃん。それっ。」

そっか・・・。あのギャル子たちのリーダー的な人がいないのか。
確か、『川口優奈』だっけ。。。?

「あとあと、かずも警察行ったらしいよ。原因は、分かんないけど…。」

「えっまじで?!かず、そんな悪いことする人じゃないよね…」

うそっ・・・。あの、かずが警察に行ったの?・・・。

私は、複雑な気持ちになった。

何だろう?この気持ちは・・・。不思議だ。