恋愛恐怖症

それから、だいぶ日は過ぎた。

相変わらず、何もかも変わらない日々・・・。

『恋愛恐怖症』だって、そう簡単には治らない。


「おはよっ。結衣っ!!」

しゃべりかけてきたのは、かず。本名、『市村かずと』

こいつも、相変わらず変わらない。今になっても、あの軽い感じ。

でも、かずは、前、好きになった人とは違うオーラがある。

でも、今でも、やっぱり男だけは生理的に受け付けない。

「ねぇ。結衣は、メアド、男子に教えたりは出来るの?」

(はっ?!こいつバカか。男嫌いなのに、私が教えるわけあるか!!)

「前にも言ったけど、私、男嫌いだから」

「あっそうだった。ごめんごめん。」

(軽っ?!だから、嫌なんだよね。こういうやつ。)

~キーンコーンカーンコーン~

「起立」

また、いつも通りに、はげ頭の太郎が入ってきた。
こいつも、別に何も変わりはしない。

「教科書の28ページ・・・。」
とか、何とか言いながら、自分の事で精一杯。クラスの事なんてまるで・・・。

どうでもいいかのようにっ。

ギャルの子達は、相変わらず睨んできたり、愚痴を大きな声で言ってきたりして、
たまに教科書を濡らしてきたり、物をゴミ箱に捨てられる時もある。

そう、これは私に対しての『いじめ』なんだ。

担任は、そんなことに、見向きもしない。


「おーい!!結衣」
昼休み。かずが話しかけてきた。

私には、友達はクラスに1人もいない。だから、昼なんてほとんど1人。
かずが、たまに話しかけてくるぐらい。

そんな、嫌な生活ばかりではないけれど・・・

私には、この学校が地獄の様に思える。

やっぱり、この学校は怖い。と思う気持ちと同時に・・・。

昔の「恋愛の恐怖心」も戻って来る。

神様。お願い。

(私を、楽にさせて。つらい。悲しい。)

そう強く願った・・・。

これから、私の人生どうなってくのかな?