「だって、好きって言われたわけじゃないし‥。友達として会うのは普通でしょ。谷山も彼女いるわけじゃないんだから。」

「‥まぁね~。」

また黙り込む真璃。

「もし何か言われたら、きちんと対応するから。」

言い訳のようなあたしの言葉に、真璃は静かに同意した。


冬休み中のあたしは大学もなく、毎日ダラダラ過ごしていた。バイトと家と図書館との往復で、たまに友達と会って遊んでいた。