璃音が純也に近づくと、微笑んで璃音を見ている…


純也の瞳は、どこか冷ややかで、寂しげ…でもすいこまれそうに綺麗…


いつもこの瞳を見てしまうと、心が動いてしまう…


痛みも、わからない行動、束縛も、全て純也の瞳に吸い込まれて、愛するという気持ちに変わってしまう…


でも、今日は自分のはっきりした気持ちを伝えなくては、束縛で完全に身動きができなくなると璃音は思っていた。


いつもは、後ろから着いていく格好の璃音が前を歩く。


「璃音~昼休み…ごめん。怒ってるのか?本当に悪かった…」


「純也は何について謝ってるの?私の体につけた傷?それとも…真人を脅したこと?」


「ちょっと待てよ!俺が真人を脅したって?」


「だってそうじゃない!私、真人の告白を手伝ってあげようとすることが何故悪いの?」