冷ややかに答える純也を見たら、聞いてあげるには抵抗があった。


4時間目の授業が始まって、真人が気になりながらも、純也の言葉を考えていた。


いつもより穏やかに答えてはいたが、冷ややかな態度…


何かを考えているのだろうか?


美乃里に話したくても、昼食時間には、すぐにいなくなってしまう…


純也に相談すべきだろうか?


それにしても、今日は純也が来るのが遅い。


いつもなら、もうとっくに来ているはずなのに。


純也が来ないのを見ていた真人が、食べ掛けのパンを持って、璃音の近くに座った。


「璃音~さっきの話しだけど、頼めるかな~?一緒に行って、事情言ってくれたら、あとは自分で告白するから~頼むよ」


「う…うん…」


「おしゃ~!頼むよ璃音~やっぱ璃音は話わかってくれてるよな~じゃあ、放課後玄関で待ってるから」