背中のアザと束縛の愛情

璃音はドキドキしていた。


無言の純也が怖くて、何を言ったらいいか迷っていた。


純也の傍に行く…


「ごめんね…相談ごとされてて…」


「告白がどうとかって…」


「真人が好きな人いて、告白できないから手伝ってくれない?って…」


「何で璃音に頼むわけ?」


「何でって…頼みやすかった…いや!あのファーストフードの店によく行く女の子で、私達もよく行ってたから~」


「何で、真人って璃音がその店によく行って知ってるのかなぁ~」


「見かけてたんだよ~美乃里とよく行ってた…」


「璃音、怒ってないよ~大丈夫…で、続きはいつ話すの~?」


「えっ…後って言ったけど…」


「わかった。後なっ~」


「うん…話し聞いてあげていいかな~?」


「いいんじゃない…」