7時14分の6両目



いつものように部活帰りの夜8時過ぎの電車

運がよければ彼に会える時間

少しそわそわして入念に鏡をチェックした

次の駅が彼の高校の最寄り駅

ドアが開くと彼はいなかったが

彼と同じ制服の男の子が3人入ってきた

気にしないふりをして

閉まっている側のドアを見ていた