次の朝 7時14分に彼の駅を通る

6両目の2番目のドアに乗り込む

7時13分、減速した電車は彼のいる駅に入る

開くドアから流れ込む会社員のなかに彼がいた

「おはよう、カナさん」

…名前。なんか少し照れちゃって

「おはようございます」

俯いた

「馴れ馴れしいっすね、俺。

あと、あの。俺 高2なんすけど」

「…? ああ、私も2年です」


そんな自己紹介のような会話をして彼と別れた