「はぁ…心配だ…」


「え、何か言った?」


「いえ…」


そういいながらも、すごく不安そうな顔をする上城くん。


どうしたんだろう?


変な上城くん。




それから、わたしたちは無言で歩いた…



そしていつの間にか、人通りの少ない道に入っていた。




ただでさえ、無言で気まずいのに…


さらに追い打ちをかけないで欲しい。



そんなことを考えていると、すぐ近くにある公園が目に入ってきた。



「ねぇ、上城くん。ちょっとそこの公園によっていっていい?」


と、上城くんのシャツを引っ張る。




「えっ、は、はい…」


上城くんは、顔を真っ赤にしながら、しどろもどろに返事をした。



上城くん…


本当に大丈夫かな?