あれから…



わたしはひとり、保健室で少しの間考えていた。





これからの上城くんとの関係


これからの上城くんのいない毎日




だけど、そんなの想像できなかった…




いくら考えてもやっぱり何も答えが見つからなくて…



とりあえず、痛くて重たい体を起こして家に帰ることにした。








…その帰り道でも考えるのは上城くんとこれからのことで。



なんだか、


考え過ぎて頭が痛くなってきちゃった…








「まゆっ!!?」




突然前から響いてきたその声に顔をあげれば、香織が制服のままうちの家の前に立っているのが見えた。