だが、ピエールは椅子に座るでもなし、そこに立ったまま、
妙に冷たい瞳をして無表情に朔也を見下ろしていた。
「どうしたんだ?」
この表情を一目見ただけで、ピエールの機嫌が最高潮に悪いということが、
長年の付き合いから朔也にもはっきりと判る。
それでも、ピエールはまだ無言だった。
口を開く様子も見せず、腕を組んで立っているその姿勢も、
ピエールの冷淡な迫力でそこを通りすがる者なら即座にたたみ付けるような勢いだ。
「どうしたんだ、ピエール?」
さすがに、訝しみが上がって来る。
その朔也の表情が、ハッと、緊張した。
「まさか、ルイに何かあったのかっ!」
食いかかるようにピエールに問い返す朔也は、
ガバッと、かかっていた掛け布団を乱暴に払いのけて、ベッドから即座に下り立った。
「ピエール。ルイはっ」
無表情をしたピエールは、冷たい視線を朔也に向けたまま、
スッと、持っていたものを朔也の前に差し出した。
妙に冷たい瞳をして無表情に朔也を見下ろしていた。
「どうしたんだ?」
この表情を一目見ただけで、ピエールの機嫌が最高潮に悪いということが、
長年の付き合いから朔也にもはっきりと判る。
それでも、ピエールはまだ無言だった。
口を開く様子も見せず、腕を組んで立っているその姿勢も、
ピエールの冷淡な迫力でそこを通りすがる者なら即座にたたみ付けるような勢いだ。
「どうしたんだ、ピエール?」
さすがに、訝しみが上がって来る。
その朔也の表情が、ハッと、緊張した。
「まさか、ルイに何かあったのかっ!」
食いかかるようにピエールに問い返す朔也は、
ガバッと、かかっていた掛け布団を乱暴に払いのけて、ベッドから即座に下り立った。
「ピエール。ルイはっ」
無表情をしたピエールは、冷たい視線を朔也に向けたまま、
スッと、持っていたものを朔也の前に差し出した。

