耳まで真っ赤に照れた右京サン

「あ、え。映画みましょか」


自分以上にここまで動揺してる人を見ると

なぜか照れも少し忘れて自信がつく気がする

「その前にもう一回してください」

日向子が意地悪っぽく微笑むと

驚いた顔を見せる右京

「今日はもうだめです」

俯いてポツリと呟く

「こないな場所で、俺。

止まらなくなってまう」

予想外のことを言われて

日向子は少し申し訳ない気持ちになった

それと同時にたくさん考えてくれてる右京が

いとおしくなって右京の胸に抱きつく



「え、ちょ。ひ、なこサン!!」

上ではテンパる声が聞こえて

そんなこともお構いなしに

「たくさん私のこと思ってくれて

ありがとうございます、右京サン!」